番外編-2 宏の場合 黒崎つぐみ

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登場人物
宏   杉本家の長男 
絵里子 宏の妻
修   宏の長男
浩一  宏の父
久枝  宏の母
由美子 修と同じ大学の学生
レイラ 宏の同じ会社で働いていた女性 
渚   酒屋の娘 宏の妹香苗の同級生

「おい、あいつ大丈夫だったのか?」
「え?車? 一応見たけど、キズはなかったみたい」
「ちがうよ。帰って来て晩御飯も食べないで寝たっきりだぞ」
 宏は愛車のレガシーを息子に貸した。1泊2日の群馬県だと聞いていた。
「運転を下手なものに任せるくらいなら、お前が運転しろよ」と普段から言っているので、これまでも父親の車を借りるときは責任をもって一人で運転して帰って来たが、今回は疲れが半端ではないらしい。月曜日の朝、宏の出勤の時間にもまだ起きて来ない。
「そうなのよ。目にクマが出来てたわよ。寝てなかったんじゃない。うちには連れて来なかったけど、菊名には女の子と一緒に寄ったんだって」
 絵里子は2杯目の珈琲を飲みながら少し投げやりに言う。
「え、彼女か?」
「さあ、わかんないけど、前にもその子と菊名の家に行ったことがあるみたいよ。お義母さん『由美子ちゃん』なんて親し気に言っていたもの」
「へえ、初めてだよな。修が女の子と連れだって……」
「同じ同好会の子なんじゃない? お土産って、ほらそれ」
 顎だけを動かし、菓子折りを指す。
 テーブルの上に伊香保プリンと焼きまんじゅうが置いてあった。
「おっ、冷えてるじゃないか」
 そう言うとガラス瓶に入ったプリンの蓋をむしり、パンを放り出してプリンをスプーンで掬った。
「菊名の家に持って行ったら、『宏が子どもの頃プリンが好きだったのよ、持って帰ってあげて』って言われたんだって」
「母さん俺には何にも話さないのに。覚えてるんだな。まだボケてないな」
「またそんな言い方を……。伊香保プリンって有名みたいよ。冷蔵保存だからって、わざわざ修が。今、冷蔵庫から出したとこ」
「この味、思い出すなあ。子どもの頃、母さんが作ってくれたんだ。夏休みはな、菊名神社の例大祭の準備で子どもたちが朝、お囃子やお神楽の朝稽古に集まるんだ。篠笛や太鼓の音がして風情があるんだぞ」
「9月だっけ、例大祭。お神輿担いでたの?」
「いや、見る方だった」
 宏は昔を思い出すような遠い目をした。

 宏は子どもの頃、妹の香苗を羨ましく思っていた。香苗は何でも思ったことを口にする。神経が細かい久枝と、仕事が忙しく、なかなか子どもと遊ぶ暇のない浩一の元で大きくなった兄妹だが、二人の性格は大きく違う。環境的には丘を二つほど超えると大きなコンクリートの塊の競技場が見える、少年サッカーの盛んな地域だ。しかし宏は父親とサッカーをしたことがなかった。坂道が多いことも、近くに児童公園が無いことも理由にしたくはなかったが、小学校に上がって校庭で休み時間に「サッカーしようぜ」と誘われたとき、浩はルールを知らなかった。香苗なら「お父さん、菊名池公園でサッカーしたい。ボール買って」と何の躊躇もなく言っただろうが、宏はそれが言えない。小学1年生の時、ボールを手で止めた途端、同級生から「ハンド!」と叫ばれた。宏はボールに手で触れられるのはキーパーだけだという基本的なことさえ知らなかった。学校から帰ると、菊名池公園へ出かけ広場でサッカーをする子どもたちを見ていた。学区が違うので知った顔はいない。大体のルールを知りたかった宏は見て覚えた。しかし宏は誰からも「サッカーやろうぜ」と言われなくなっていた。体を動かすことが嫌いだったわけではないが、周りからはそう思われていたかもしれない。
 極めつけは小学3年の運動会だった。香苗が1年生に入学した年の秋、それまでは見に来なかった父も、母とレジャーシートの場所取りをして、最前列に陣取っていた。プログラム2番、3年生の50m徒競走の入場行進の時だった。「おにいちゃ~ん」という香苗の声も宏の元へ届いていた。宏はどこでどう間違ったのかわからなかったが、右脚と右手が同時に出てしまった。そのままぐるりと運動場を半周すると、父と母の観覧席の前まで来た。右脚と右手、左脚と左手は棒切れのように固く言うことを聴かない。行進をしている同じクラスの仲間からも「杉本!ひょっとこ踊りみたいだぞ」と囃し立てられた。宏はお神楽でひょっとこ踊りを観たことがある。右脚と右手、左脚と左手を交互に出す剽軽な踊りだった。お面を被っていたのでどんな子が踊っているのかわからなかったが、たぶん小学生だろう。宏は自分にもひょっとこのお面があればいいのに、と、ただ火照った顔をうつ向かせ、行進が終わるのを待っていた。
 しばらくクラスのいじめっ子からは「ひょっとこ」と呼ばれた。遊ぶ友だちもなく、放課後一人で良く出かけた菊名池公園で段ボール箱を見つけた。近寄るとガサゴソ音がする。開けて観ると柴犬のような薄茶色の子犬が2匹入っている。クリッとした目は黒く、まっすぐに宏を見た。尻尾を千切れんばかりに振る。もう宏を飼い主と決めてかかっているような素振りだった。抱き上げるとコロンとした体の弾力と温かさが手と胸に伝わって来る。干し草のような匂いがした。家に連れて帰りたいが、さすがに2匹一緒は宏にも無理があると思われた。子犬とじゃれていると、菊名池でザリガニを捕っていた宏よりは少し年長の男の子が声をかけてきた。
「かわいいなあ、うちの犬、こないだ死んだんだ。その犬によく似ている。その犬もこっちの犬みたいに脚の先の方だけ白くなっていたんだ。ソックスみたいに。これお前んちの犬?」
 彼は2匹のうちの1匹を抱き上げた。
「いや、違う。捨て犬かも」
「お前、何小?おれ篠原小」
「ぼく、菊名小」
宏が連れて帰ることを迷っているのを察したのか、その男の子は諭すように言った。
「1匹ずつ連れて帰ろ。ダメだったら明日またここに来る。飼ってくれる人を探す。コイツがうちの子になってもここに来る。もし母ちゃんがいいよって言ったら2匹飼えるかも」
 明日、また菊名池公園で会うことを約束して、宏は残された1匹を抱き上げた。自転車で来なくてよかった。宏はそう思いながら胸の中の子犬の重みを感じていた。菊名駅のそばまで来ると宏は急に周りの目が気になった。小林酒店の前を通ったとき、香苗の同級生の渚に呼び止められた。
「その犬どうしたの? 飼うの? 見せて! おかあさん! うちで飼いたい!」
「うちは商売してるんだから駄目だよ。散歩は誰がするの? 香苗ちゃんちお庭があるし、香苗ちゃんに飼ってもらってお散歩させてもらえばいいんじゃない」
「さわらせて」
 そう言うと宏の胸から子犬を引きはがすように取り上げた。その途端、子犬は尿をもらし、店先にポトポトと小さな水たまりを作った。
「ほらほら、商品についたら大変だから、これに入れて」
 渚の母親が空の段ボール箱を用意してくれた。
「香苗ちゃん呼んでくる。菊名神社で待ってて」
と、渚は駆け出して行った。その日、子犬は杉本家の一員になった。ポチと名がついた。
 母の久枝が反対したが、香苗が持ち前の突破力で押し切った。宏は自分だったら無理だっただろうと事の成り行きに安堵したが、それは自分の不甲斐なさを認めることでもあった。次の日ポチを連れて菊名池公園に行くと、もう1匹を連れて帰った男の子がボールで犬と遊んでいた。
「大丈夫だったか? おれんちは大丈夫だ」
「うん。ポチっていう名前にした」
「これから時々犬連れて来いよ。一緒に遊ばせようぜ。兄弟だもんな」
 それから散歩係は父親と香苗になったが、時々菊名池公園に行くと、ソックスと名付けられたその犬に会えた。彼とは話が合う。音楽好きなのも一緒だった。

 大学を卒業した宏は、かなり猛勉強し、狭き門をくぐって外資系のコンピューター会社に入社した。宏はそこでハードの分野ではなく、ソフトの開発に携わった。父の浩一にはどこを受けるか相談しなかったが、名の通った会社だったので父も満足そうな顔をしていた。父は何でも重たいものの方が価値があると思っていた世代の人間だ。普段から「このスピーカ―は重いだけあっていい音がするなあ」とか「レンズは重たいと明るくて綺麗な写りをするなあ。高いレンズは重たいよ」とか、よく口にする。しかし時代は変わり、家電にしても家具にしてもコートなど衣服にしても、軽さを追求し、果ては宏の会社のように、もはや仕事内容まで宙に浮きそうだ。今現在も「クラウド」と言っても浩一には理解してもらえないだろう。
 社内の公用語は英語である。社員も2割が外国籍だった。社内のカフェは無料でいつでも好きな時間に好きなものが食べられた。入社して間もなく、宏はそのカフェでひとりの女性から目が離せなくなった。彼女の周りだけ澄んだ空気に包まれているようだ。いつ、どこに居ても彼女が居るのはすぐに分かった。社員証を首からかけている。名前を知るまでに時間はかからなかった。名は「レイラ」。カナダ人だったが、ふとした時にロシアの血を感じる。肌が薄く、抜けるように白い。ブルーグレーの瞳と色素が抜けたような肩までの髪。恥ずかしそうに笑うその笑い方がどこか日本的だった。声は小さいようだった。その声を聞きたくて、いつもそばの席が空いていれば座るようにした。話しかけられずに夏が来た。耳をそばだてると、隣の女性社員とお祭りの話をしていた。国に帰るまでにお神輿を担いでみたい…というような内容だった。「国に帰る」…そんなことがあってはならない、と宏は焦った。唐突だったが
「You can carry a god!」と言いながら立ち上がっていた。それから宏は夢中で菊名神社のことを話していた。
 レイラは白系ロシア人の祖母と日本人の祖父の間に生まれた母とカナダ人の父が結婚し、カナダで生まれた。日本で育った母の話を聞いて日本が好きになったこと、カナダで大学まで過ごしたが、日本で働きたかったこと、父親が手術をすることになったので一旦日本を離れることにしたことなど、気さくに話してくれた。彼女の中には国境なんて意味が無いようだった。体半分のカナダの血が一番濃いが、クォーターのロシアと日本も彼女の中にちゃんと生きていた。
 菊名神社の例大祭は9月半ばに開催される。由緒ある篠原神社とは違って、菊名神社のお祭りは庶民的だ。境内には屋台が並び、昼間は神輿が商店街を練り歩く。女性でも参加できるし、酒屋の渚も毎年パッチを履き半纏を着て神輿を担いでいた。渚に頼めば外国の女性一人くらい潜り込ませるのなんてわけないだろうと宏は思った。レイラと話ができるようになった夏は宏にとって天国だった。もうじき国に帰ることはわかっていたが、連絡が取れなくなるわけではない。デートと呼べるものではないかもしれないが、会社の外で何度かレイラと待ち合わせをした。それは祭り半纏を渡すためだったり、あらかじめ渚に引き合わせるためだったりしたのだが、それでも宏は舞い上がっていた。待ち合わせの駅前で信号待ちをしているレイラを遠くから発見すると、その美しさにまず写真を撮りたくなる。レイラが居ない日本を想像できなかった。
菊名神社の例大祭の日、空は晴れ上がり、これ以上ない神輿日和となった。朝9時に菊名駅にレイラを迎えに行き、一旦宏の家に、着替えるために連れてきた。いきなり外国の女性が家に来て、麦茶の接待もそこそこに、宏の部屋に入り、服を脱ぎ出す様子を見た母の久枝は胸のドキドキが止まらず父の浩一に相談した。
「どういう女なのかしら? 宏にちゃんと聞いてよ」
久枝は息子のそわそわした態度で、レイラが宏にとってどんな存在なのかがよくわかった。1か月ほど前に夫の浩一が職場の同僚に付き合い、錦糸町のロシアンパブに何度か行ったということが久枝に知れ、ひと悶着あった後だっただけに、色の抜けるように白い、手足の細い白っぽい髪の女には久枝はアレルギー反応を起こす。当時、浩一の口から出た「ロシアンパブはとフィリピンパブとはわけが違うんだ」という言い訳が余計に久枝の心を逆なでした。「ロシア人は寡黙で媚びない。黙って飲むだけで異空間の面白さがある」と弁解したが、何を言っても久枝の不信感は増すばかりだった。
「親子そろって外人の女にデレデレと……」
これ以上放っておくと、この外国籍の女性に久枝の悋気が悪さをしそうだった。
浩一は部屋の外で着替えを待つ宏を呼び寄せると
「母さんは反対だぞ。深入りするなよ」
と小声でつぶやいた。

 例大祭が終わり、レイラはカナダへ去って行った。
 丁度その頃、エリック・クラプトンの「Tears in Heaven」が街に流れていた。宏にとっては「レイラ」という曲の切なさの方が胸に迫る。ジョージハリソンの妻に恋をしたクラプトンは「レイラ」という曲を書いた。自分のものにならない女性レイラは彼がこの曲を書いた後、ジョージハリソンと別れ、クラプトンの妻になった。いつかまた会う時が来るだろうか? 宏の中で宏のレイラは幻になってしまった。「レ」の音に今でも反応してしまう。車もレガシーに目が行ってしまった。派手さはないが、揺るがないポリシーを持つその車はどこかレイラに似ている。今の妻、絵里子はレイラのことは何も知らない。宏も「レイラ」を聴くことを封印した。レイラのことを忘れるためでもあったかもしれないが、職場も楽天堂に転職した。その職場で絵里子にあったときに絵里子という名前でエリック・クラプトンを想像したわけではない。どんなときにもうまく立ち回る絵里子は、宏にとって家庭を任せられるパートナーとして上出来に見えた。しかし、自分の手を汚さず、表面的に辻褄を合わせて深く考えない絵里子に対し、心の中で「慇懃無礼の絵里子」とあだ名をつけていた。単身、海を越えて好きな国に飛び込んだレイラとは対極の処世術かも知れない。健康で前向きな絵里子には救われることは多かったが、「レイラならこんな時、どうするのだろう?」と思い出すことが無いわけではなかった。レイラが醸し出していた透明な空気の意味を忘れたくはなかった。
 息子の修が小学生になったころ、一通のメールがレイラから届いた。日本に帰って来たという。また例大祭で神輿を担いでみたいと書いてあった。例大祭の土曜日、菊名の駅に降り立つレイラの姿があった。宏は遠くからでもレイラであることがすぐに分かった。改札口で待ち合わせたが、レイラは駅の外に続く階段を方に体を向けて宏を探していた。あれから10年近く経つ。細い、凛とした立ち姿は変わっていなかった。宏は普段なら自宅からレガシーで来るのだが、お祭りで交通規制されており、やむなく電車で来たのだった。出かける間際に「僕も行きたい!」と修がついてきた。菊名駅は人でごった返していた。改札を抜ける人波を泳ぐようにしてレイラに近づいた。腕には修がしっかりとしがみついている。手をつなぎ直し、空いている手を高く振ると「レイラ!」と叫んだ。
 レイラの目が宏を見つけ、何度も小さく飛び跳ねて手を振った。しかし、宏と一緒にいる男の子を見ると、
「Your boy?」
と修と宏の顔を下から覗き込んだ。
「So cute!」
 シャイな修も「ハロー」と自分から言葉が出た。
 レイラが差し出した掌にハイタッチすると、修はぶつかりそうな歩行者から守るようにレイラのその手を引っ張った。完璧なエスコートだ。駅の構内にもイカ焼きや焼きそば、トウモロコシの露店の賑わいが匂いになって押し寄せてくる。
レイラは修を挟むように並び
「Let’s go!」
 と歩き出した。道幅の狭い所ではレイラ、修、宏の縦一列で歩いた。小林酒店の前に居た渚がレイラを見つけ
「おお!レイラ?」と駆け寄ってきた。
「担ぐ?法被ならあるよ。お神輿もうすぐここ通るから。修君も来たんだ。うちの翔平の法被で良ければ、着る?神輿は大人神輿だから担げないけど、雰囲気だけね」
「髪はまとめてアップしたほうがイナセだね」
「Ⅰ NA SE?」
「そう、イナセ。Cool!」
 渚は素早くレイラの髪をまとめ上げると頭の真上で小さな団子にした。手拭いをねじり鉢巻きを巻く。
「鉢巻きはもっと下。眉の所。汗が目に入らないようにね」
 レイラはバックパックを小林酒店に預け、渚も加え4人で神輿を待った。ほんの短い距離だったが、渚が神輿に入るタイミングを作ってくれてレイラは少し緊張気味にその輪に加わった。すぐにリズムに乗り体を上下させる。観ているものも自然に笑顔になるようなレイラの嬉しそうな様子に、修もずっと手拍子を打っていた。神輿が神社に到着し、修もひと通り露店を満喫すると、「ばあちゃんちに行きたい」と言い出した。
「一緒に行く?」と手を引いてレイラに同行を促したが、レイラはこれから行くところがあると小林酒店から駅に帰って行った。その後姿を宏は修と並んで見送った。
「きれいなひとだったね」
「うん、修もあの人好きか?」
「うん、不思議な感じ。フィギュアみたい」
「そうか、二人だけの内緒な」
「どうして?」
「男にはいろいろある」
 宏は浩一と自分の間に共有する秘密が無いことに気づいた。

 絵里子が修を起こしてくると、2階へ駆けあがって行った。宏は伊香保プリンを食べ終わり、修の顔を見て、出勤することにした。なかなか起きない修に絵里子の声がだんだん大きくなっている。玄関で靴ひもを締めながら階段の上に向かって叫ぶ。
「お~い!ほっとけよ。男にはいろいろあるだから」


この記事へのコメント

  • カラーピーマン

    番外編ー2 拝読しました。
    >「お~い!ほっとけよ。男にはいろいろあるだから」

    女性にはわからない男性の触れられたくない部分が丁寧に語られていて、作者は男性じゃないかと思うほどでした。音楽を絡めてあるので、宏の心情が余計に伝わって来ました。

    ちなみに、10年前までガラ系の携帯電話を使っていた時、受信音がずっと『レイラ』でした。あの曲のエピソードを初めて知りました。あの曲を捧げられたら、女は心が持っていかれちゃいますよね。
    これからも新リレー小説を楽しみにしています。
    ありがとうございました。

    2021年09月22日 10:47
  • 黒崎つぐみ

    カラーピーマン様
    あたたかいコメントありがとうございます。
    宏がこれまで登場しなかったので、誰かが書くだろうと高をくくっていたら、自分で書くことになりました。
    教職についていたころ、がり勉の男子生徒に、男の先生が、明るい感じで「おい、ティッシュ使ってるか?たまには使えよ」と肩をポンと叩いて言いました。今そんなことを言ったらセクハラ?とか言われそうですが、とてもいろいろなところに目が行き届いている先生だったので、男同士軽く話せていいなあ…と思いました。男同士のいろいろは陰気臭くならずに話せそうですよね。
    2021年09月22日 14:53
  • カラーピーマン

    つぐみ様

    >教職についていたころ、がり勉の男子生徒に、男の先生が、明>るい感じで「おい、ティッシュ使ってるか?たまには使えよ」>と肩をポンと叩いて言いました。

    確かに今はそういうこと言うのは難しいですよね。真面目な生徒には力を抜いて接してくれるお兄さん的存在は必要だと思います。つぐみさんの同僚の先生、粋ですね。
    2021年09月23日 22:41
  • 黒崎つぐみ

    カラーピーマンさま
    粋ですよね?お兄さん的な、さわやかさがある男の先生でした。とてもあんな風には言えません。
    2021年09月24日 20:23